トマトケチャップ開発秘話(最終回)そして量産・商品化へ

<以前の記事> 開発秘話(1)今帰仁産トマトとの出会いと農業の課題 開発秘話(2)企画へ 開発秘話(3)自宅で試作 開発秘話(4)社会福祉協議会 開発秘話(5)社協での試行錯誤 開発秘話(6)究極の旨味ケチャップ!! 開発秘話(7)パッケージと名前

開発秘話(8)営業許可と賞味期限と商品バーコード

開発秘話の話は、ざっとまとめて書いてあるので、時間経過があまりピンとこないと思います。

実は開発には1年少し時間がかかっています。 2017年の春から2018年初夏まで。 第8回まで、1回につき1ヶ月半〜2ヶ月くらい。併行的に動きながら…。 この1年で開発フェーズで必要な作業は殆ど終了しました。

さて。

ご存知の方もいるでしょうが「日本で一番美味しいトマトケチャップ」と評される明宝トマトケチャップというケチャップがあります。

作っているのは株式会社 明宝レディース

「どっちの料理ショー」(1997〜2006年・日本テレビ系列)というテレビ番組で日本一のケチャップとして紹介された岐阜県の女性だけで運営する会社です。

YOUTUBEでインタビュー動画を拝見すると、基本的には僕がスタートしたのと同じような感じでした。規格外のトマトがあって。地域おこしをしたい人達がいて、トマトケチャップが出来上がる…。

https://youtu.be/7XQb_a61hos

YOUTUBEを見て驚いたのは開発・商品化に6年もかけている(!)という事でした。

実際、今帰仁でケチャップ作りをして、身に染みて分かったのはトマトは農家さんでも味が全然違うし、同じ農家さんだったとしてもトマト自体の個体差が結構大きい事。 農家さんは、ほぼ青い状態で収穫するから、熟度の高いトマトの確保がなかなか難しい事。 そういった問題の解決は簡単ではありません。

また、毎回300g〜400gくらいで試作し、完成させたレシピですが。 量産の際は、1回の仕込みに30kg(30000kg)くらいで取り組む形になりますので、開発時のおよそ100倍。たった0.1gの差でも10gの差に変わるため、微妙な調整が必要となります。

試作がうまくいっても、量産と商品化へはまだまだ様々な課題があるのです。 1年そこらの僕らの苦労は明宝レディースさんのような先輩から見れば、まだまだヒヨッコと言えるでしょう。

2018年6月。 開発にかかる事はほぼ終了して、本格的にどっしり・がっつりと。 それこそ、これから何年もかけて走り出す必要になってきたのですが…

しかし…僕は「地域おこし屋」であり「トマトケチャップ屋」になりたい訳ではありません。 トマトケチャップ作りを専業にしていくつもりのない僕は、どこかの段階で専業する人へ引き継ぐ必要があります。ここまで産み育てた愛着はありますが… もっともっと他にも地域のためにやりたい事があるのです。

結局のところ、開発から量産・商品化へのフェーズに以降するタイミングを置いて他にバトンタッチのタイミングはないのかも知れません。

このプロジェクトは、一旦僕の手を離れ、貝塚さんの会社である合同会社One Suite「古宇利島ケチャップ」の量産・販売を進める事になりました。 古宇利島の名店「エル・ロタ」のシェフと、社会福祉協議会の皆さん。 量産・商品化のフェーズはそちらにお任せする事になったのです。

実は6月中には引継ぎ等を行い、6月末をもって僕はプロジェクトから離れています。

色々とご意見もあるでしょうが (^_^;) 基本的に僕は立ち上げ屋なので、ベストなタイミングだと思っています。 こういったプロジェクトの関わり方をさせてくれた合同会社One Suiteの貝塚さん。 一緒に試作を何度も繰り返し、汗をかいた今帰仁村社会福祉協議会の皆さん。 様々なタイミングで、アドバイスやご協力を頂いた皆さん。 本当に心から感謝しています。

今後「古宇利島ケチャップ」が販路を拡大していく際には、また別の形でお手伝いしたいと考えています。

今帰仁のトマトや野菜 やんばるの食材を使った 新しいトマトケチャップ!

グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸が入った旨味の三重奏ケチャップ。 古宇利島ケチャップ 極旨味!

沖縄にしかない香り高いハーブ、月桃(サンニン)の香り漂うケチャップ。 古宇利島ケチャップ 月桃香味!

沖縄にしかないスパイシーハーブ、ヒハツを使った目の覚める辛口ケチャップ。 古宇利島ケチャップ ヒハツ辛味!

3種類共に、まだ誰も食べた事のない、最高にうまいトマトケチャップです。

皆さんが購入出来るようになるには今しばらく時間がかかると思いますが 是非、心待ちにしていて下さい!!


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